オリジナルへのリンク
本文 注釈 現代語訳 ローマ字版
修正版 修正版 修正版
比較 比較 比較

44 竹河(大島本)


薫君の中将時代十五歳から十九歳までの物語

この帖の主な登場人物
登場人物読み呼称備考
かおる 侍従
源侍従の君
四位の侍従
薫中将
宰相中将
中納言
源中納言
源氏の子
匂宮 におうのみや 兵部卿宮
今上帝の第三親王
夕霧 ゆうぎり 右大臣
右の大殿
左大臣
左の大殿
源氏の長男
紅梅大納言 こうばいのだいなごん 大納言
藤大納言
大納言殿
大臣
大臣殿
致仕大臣の二男
故柏木の弟
蔵人少将 くろうどのしょうしょう 蔵人少将
少将
三位中将
宰相中将
夕霧の子
左近中将 さこんのちゅうじょう 中将
中将の君
右兵衛督
鬚黒の長男
右中弁 うちゅうべん 弁の君
右大弁
鬚黒の二男
藤侍従 とうじじゅう 侍従の君
主人の侍従
頭中将
鬚黒の三男
大君 おおいきみ 姫君
姉君
御息所
鬚黒の長女
中君 なかのきみ 若君
右の姫君
中の姫君
尚侍
内裏の君
鬚黒の二女
真木柱 まきばしら 北の方
真木柱の君
鬚黒大将の娘
蛍兵部卿宮の北の方
玉鬘 たまかずら 尚侍
尚侍君
前の尚侍君
大上
鬚黒大将の北の方
冷泉院 れいぜいいん 冷泉院の帝


院の上
桐壺帝の皇子
今上帝 きんじょうてい 内裏 朱雀院の皇子
東宮 とうぐう 春宮 今上帝の第一親王

第一章 鬚黒一族の物語 玉鬘と姫君たち

目次 和歌

第一段 鬚黒没後の玉鬘と子女たち

第二段 玉鬘の姫君たちへの縁談

第三段 夕霧の息子蔵人少将の求婚

第四段 薫君、玉鬘邸に出入りす

第二章 玉鬘邸の物語 梅と桜の季節の物語

目次 和歌

第一段 正月、夕霧、玉鬘邸に年賀に参上

第二段 薫君、玉鬘邸に年賀に参上
折りて見ばいとど匂ひもまさるやと
すこし色めけ梅の初花
よそにてはもぎ木なりとや定むらむ
下に匂へる梅の初花

第三段 梅の花盛りに、薫君、玉鬘邸を訪問

第四段 得意の薫君と嘆きの蔵人少将
人はみな花に心を移すらむ
一人ぞ惑ふ 春の夜の闇
をりからやあはれも知らむ梅の花
ただ香ばかりに移りしもせじ
竹河の橋うちいでし一節に
深き心の底は知りきや
竹河に夜を更かさじといそぎしも
いかなる節を思ひおかまし

第五段 三月、花盛りの玉鬘邸の姫君たち

第六段 玉鬘の大君、冷泉院に参院の話

第七段 蔵人少将、姫君たちを垣間見る

第八段 姫君たち、桜花を惜しむ和歌を詠む
桜ゆゑ風に心の騒ぐかな
思ひぐまなき花と見る見る
咲くと見てかつは散りぬる花なれば
負くるを深き恨みともせず
風に散ることは世の常枝ながら
移ろふ花をただにしも見じ
 「心ありて池のみぎはに 落つる花
あわとなりてもわが方に寄れ
大空の風に散れども桜花
おのがものとぞかきつめて見る
桜花匂ひあまたに散らさじと
おほふばかりの袖はありやは

第三章 玉鬘の大君の物語 冷泉院に参院

目次 和歌

第一段 大君、冷泉院に参院決定

第二段 蔵人少将、藤侍従を訪問
つれなくて過ぐる月日をかぞへつつ
もの恨めしき暮の春かな
いでやなぞ数ならぬ身にかなはぬは
人に負けじの心なりけり
 「わりなしや強きによらむ 勝ち負けを
心一つにいかがまかする
あはれとて手を許せかし生き死にを
君にまかするわが身とならば

第三段 四月一日、蔵人少将、玉鬘へ和歌を贈る
花を見て春は暮らしつ今日よりや
しげき嘆きの下に惑はむ
今日ぞ知る空を眺むるけしきにて
花に心を移しけりとも

第四段 四月九日、大君、冷泉院に参院

第五段 蔵人少将、大君と和歌を贈答
あはれてふ常ならぬ世の一言も
いかなる人にかくるものぞは
生ける世の死には心にまかせねば
聞かでややまむ君が一言

第六段 冷泉院における大君と薫君
手にかくるものにしあらば藤の花
松よりまさる色を見ましや
紫の色はかよへど藤の花
心にえこそかからざりけれ

第七段 失意の蔵人少将と大君のその後

第四章 玉鬘の物語 玉鬘の姫君たちの物語

目次 和歌

第一段 正月、男踏歌、冷泉院に回る

第二段 翌日、冷泉院、薫を召す
竹河のその夜のことは思ひ出づや
しのぶばかりの節はなけれど
流れての頼めむなしき竹河に
世は憂きものと思ひ知りにき

第三段 四月、大君に女宮誕生

第四段 玉鬘、夕霧へ手紙を贈る

第五段 玉鬘、出家を断念

第六段 大君、男御子を出産

第七段 求婚者たちのその後

第五章 薫君の物語 人びとの昇進後の物語

目次 和歌

第一段 薫、玉鬘邸に昇進の挨拶に参上

第二段 薫、玉鬘と対面しての感想

第三段 右大臣家の大饗

第四段 宰相中将、玉鬘邸を訪問
このページは再編集プログラムによって1/7/2006に自動出力されました。
源氏物語の世界 再編集プログラム Ver 2.10: Copyrighy (c) 2003,2005 宮脇文経