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06 末摘花(大島本)


光る源氏の十八歳春正月十六日頃から十九歳春正月八日頃までの物語

この帖の主な登場人物
登場人物読み呼称備考
光る源氏 ひかるげんじ 十八歳から十九歳
参議兼近衛中将
紫の上 むらさきのうえ 紫のゆかり
紫の君
姫君
兵部卿宮の娘
藤壺宮の姪
末摘花 すえつむはな 御女
姫君
常陸宮
女君
常陸親王の一人娘
頭中将 とうのちゅうじょう 頭の君
中将
葵の上の兄
大輔の命婦 たいふのみょうぶ 命婦

第一章 末摘花の物語

目次 和歌

第一段 亡き夕顔追慕

第二段 故常陸宮の姫君の噂

第三段 新春正月十六日の夜に姫君の琴を聴く
もろともに大内山は出でつれど
入る方見せぬいさよひの月
里わかぬかげをば見れどゆく月の
いるさの山を誰れか尋ぬる

第四段 頭中将とともに左大臣邸へ行く

第五段 秋八月二十日過ぎ常陸宮の姫君と逢う
 「いくそたび君がしじまに まけぬらむ
ものな言ひそと言はぬ頼みに
鐘つきてとぢめむことはさすがにて
答へまうきぞかつはあやなき
言はぬをも言ふにまさると知りながら
おしこめたるは苦しかりけり

第六段 その後、訪問なく秋が過ぎる
夕霧の晴るるけしきもまだ見ぬに
いぶせさそふる宵の雨かな
晴れぬ夜の月待つ里を思ひやれ
同じ心に眺めせずとも

第七段 冬の雪の激しく降る日に訪問

第八段 翌朝、姫君の醜貌を見る
朝日さす軒の垂氷は解けながら
などかつららの結ぼほるらむ
降りにける頭の雪を見る人も
劣らず濡らす朝の袖かな

第九段 歳末に姫君から和歌と衣箱が届けられる
唐衣君が心のつらければ
袂はかくぞそぼちつつのみ
なつかしき色ともなしに何にこの
すゑつむ花を袖に触れけむ
紅のひと花衣うすくとも
ひたすら朽す名をし立てずは
逢はぬ夜をへだつるなかの衣手に
重ねていとど見もし見よとや

第十段 正月七日夜常陸宮邸に泊まる

第二章 若紫の物語

目次 和歌

第一段 紫の君と鼻を赤く塗って戯れる
紅の花ぞあやなくうとまるる
梅の立ち枝はなつかしけれど
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